クリリン家 diary

金欠おやじの暇つぶし&ボケ防止ですm(_ _)m

大口町で見つけた熱田の裁断橋

愛知県の北の方に有る大口町名古屋市熱田区伝馬町に有ったはずの「裁断橋の欄干、擬宝珠」を見つけました。

その場所は、堀尾跡公園です。

春には桜がきれいに咲きそうな公園です。

最近作られた裁断橋

どうしてこんな所に?って思い少し調べてみたのですが、この橋が架かっているのは五条川で堀尾跡公園は、堀尾一族の屋敷があったところらしいです。

歴史公園

堀尾一族と熱田区伝馬町に有ったはずの裁断橋との繋がりは、1590年、18歳の堀尾金助が小田原の戦いに出発、その時に母が東海道に掛かる裁断橋まで見送りに行きました。

ところが、病に倒れ帰らぬ人となり母は、翌年、供養のために裁断橋を架け替え、三十三回忌に擬宝珠に刻まれたわが子に対する母の想いが人々に語り継がれたと言う事の様です。

石柱が本物っぽい

公園内にはもう一つ、古びた石柱の立つ裁断橋が有りました。

 

橋の名の由来には、死者を閻魔大王が裁断する場という説もあるようです。

怖いですねぇ~

本物の擬宝珠は文化財として名古屋市博物館に所蔵されているそうです。

 

名古屋市博物館資料より擬宝珠に刻まれた銘文

天正十八年二月十八日に、小田原への御陣、堀尾金助と申す、十八になりたる子を立たせてより、又ふた目とも見ざる悲しさのあまりに、今この橋を架ける事、母の身には落涙ともなり、即身成仏し給え、逸岩世俊(金助の法名)と、後の世の又後まで、此書付を見る人は念仏申し給えや。三十三年の供養也。