オリンパス OM 1の修理
恩師、小学校の担任だった先生から宿題が出されました!
50年近くの月日が過ぎても未だに宿題です(^o^)
今回はシャッターの降りなくなったカメラの修理です。
1 巻き上げレバーが途中で引っかかり止まる
2 セルフタイマーがブラブラで最後まで動かない
3 シャッターが押せない
の症状です。
このカメラ、上部の開け方は案外簡単でした。
巻き上げレバーをカニ目を使って外し、シンクロの部分のナットを外し、後は左のフイルム巻き戻しレバー下のビスを外すだけ。
ここでトラブルの犯人を発見!
巻き上げレバーの当たり止めダンパー?のウレタンゴムが経年劣化でボロボロ、
この欠片がギヤに噛み込んだりして悪さをしたようです(T_T)
問題のウレタンゴムを取り除いてもまだシャッターチャージが出来ない。
なんでだぁ〜?
今度は底面のカバーを外す。
こちらはビスを4本外すだけでの開きます。
しばし凝視、
セルフタイマーの作動不良は、レンズ側の黒く長いリンクレバーが引っ掛け部分に乗り上げているのを発見!
おそらく正しいだろう位置に戻したらセルフタイマーは復活しました(^o^)
でも、まだシャッターが押せない!原因はシャッターチャージ出来ないから?
また凝視しながら巻き上げレバーを何度も動かしてみる。
左の3つの歯車とカムでシャッターチャージがされるようですが、引っかかって動かない!
指と細いドライバーで無理やり動かしてみる。
また凝視!
オーーー!
犯人はお前かぁ!
一番右の黒いギヤの上にあるストッパー金具が少し曲がってないかぁ?
伸ばしてみた!
レバーをそっと巻き上げてみる。
やったー!
カムの溝に突起が・・・・ハマった!
ほんの0.5mm位の変形だと思いますが、こんなにも影響があるとは思ってもいませんでした。
故障の原因は、劣化したウレタンゴムが噛み込んで動かなくなった巻き上げレバーを強く作動させた事による、内部のストッパー金具の変形、及び押せなくなったシヤッターを強く押し込んだことによるセルフタイマーリンク金具の乗り上げでした。
先生に報告できるなぁ^_^
元どうりに組み立てて宿題終了です\(^o^)/
めでたしめでたし。